シミの原因と対策
シミの原因
シミは、皮膚組織内のメラニン色素が活性化されて現れる色素沈着です。
メラニン色素は、紫外線などの有害物質から皮膚組織を守るために働くのですが、うまく代謝・排泄されないと
色素沈着を起こしてしまいシミの原因となります。
紫外線（日焼け）・・・紫外線を浴びると、細胞核（DNA）を保護するために、メラノサイトが活性化され紫外線を吸収し皮膚が黒くなります。小麦色の肌は健康的なイメージがありますが、日焼けは美肌の大敵です。
物理的な刺激・・・例えばナイロンの健康タオルなどでゴシゴシこすると摩擦による刺激で色素沈着を起こします。
間違ったスキンケア・・・肌に合っていない化粧品はシミの原因になります。
ニキビや傷跡・・・ニキビや吹き出物を潰してしまったり、ケガをした部位がシミになることがあります。
生活習慣・・・食生活の乱れ（偏食や栄養の偏り）や飲酒、喫煙による表皮細胞の酸化。
ストレス・・・過度のストレスを受けると、メラノサイトを刺激するホルモンが分泌されます。
ホルモンバランスや体調の変化・・・生理や妊娠、更年期などでホルモンや体調の変化によりシミができやすくなります。
病気または遺伝的な要因・・・ソバカスやアザは遺伝的な要因が大きいです。
老化による新陳代謝（ターンオーバー）の遅れ・・・ターンオーバーが遅れることにより、過剰なメラニン色素がスムースに排出されず停滞して、シミとなってしまいます。
シミの対策
シミ対策の基本は紫外線防止。
紫外線の照射量は春先から夏にかけて急増し、秋から冬にかけて減少していきます。曇りの日や室内にいても紫外線を浴びていますので、年間を通じたケアが必要です。
必要な栄養素は、皮膚や粘膜を強化するビタミンA色素沈着の予防をするビタミンB12、脂肪の代謝を促進するビタミンB2、肌の新陳代謝を促進するビタミンB6
コラーゲンの生成に欠かせないビタミンC、老化予防のビタミンEなどのビタミン。タンパク質の合成に不可欠な亜鉛、細胞の柔軟性を高めるセレン
体内の酸素を運搬する鉄、SODを補助する銅などのミネラル。
普段の食事から緑黄色野菜、タンパク質、水分、そして十分な睡眠を摂りましょう。
その他の有効な成分は、メラニンを抑制する火棘エキス、色素沈着を改善するグルタチオン、メラニン活性酵素
（チロシナーゼ）を抑制するシスティン、抗酸化作用の乳酸菌生産エキス、メラニンの生成を抑制する
セフィチン酸、メラニン生成酵素を抑制するフェルラ酸、色素沈着を改善するプラセンタが有効です。
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